サークル内のトラブル

一番多くて一番困るトラブル

 同人ゲームを作っていて、一番多くて一番困るトラブルは、

 やる気がなくなる。です。

 どのサークルにも、もれなくやって来る危機で、かなりの強敵です。

モチベーショントラブル

ゲーム開発という趣味は完成するまでに時間が掛かるので、達成感を得る事がなかなか出来ません。
中編のノベルゲームでも半年、長編になると、二年三年の開発をしているサークルも少なくありません。


同人ゲームサークルは雨後の竹の子のように幾つも結成されます。
この中で、ホームページをたて、企画作業を済ますサークルは70%ほどかと思います。(ホームページのない企画倒れサークルについてははっきりした事はいえませんが)
企画段階から体験版などのα版、開発プロトタイプ版を製作出来るのが30%程度。
ハーフ版と呼ばれる、1、2ルート開通版まで出来るのが5%程度。
完全版と呼ばれる、全ルート開通した版を作れるのが1%切っている情況です。

モチベーションが保てないという理由でかなりのサークルが中断、解散しています。
多人数でやっている場合、全員がモチベーションを維持しなければならないので、これが顕著に出ます。
しかも、多人数だと、他ブロックの作業に気持ちが引っぱられてしまいます。
「グラフィッカーが絵を出してこないから、シナリオも進まないんだよ」
と、人間弱いものですから、他人の責任にしがちです。

モチベーション枯渇には色々と理由があるのですが、一番多い理由は見積もり不足であろうかと思われます。

 

 思っていたよりでかい

企画の時は夢いっぱいですから、ヒロイン6人にそれぞれのエンディングでとか、無茶を考えますが、それぞれにヒロインルートが200枚とすれば1200枚です、一日十枚ペースだと120日=4ヶ月になります。
しかも、同じ設定で違う話を6本用意しなければなりません。プロの作家でも難しい仕事です。
なーに、四ヶ月ぐらいなら。とか思うでしょうが、一日も休まず四ヶ月の作業が出来るわけがありません。
早い人でイントロで。
1ルート開通の時点でモチベーションが枯渇する事も多いです。

 思っていたよりおもしろくない

企画の時にはキラキラ輝いていたお話は、文字になり形になるに従って、その輝きを消していき、いつのまにやら、どっかで聞いたような話でしかもあんまり面白くなさそうになりました。
ありがちの話ですが、ここは歯を食いしばって終わらせないといけません。
作品の後半が弱いシナリオライターが多いのは、作品を終わらせた経験が少ないからだろうと私は思います。
失敗作から学ぶ事は沢山あります。作品は完成してなんぼなのです。

モチベーション対策

 ゲーム開発への報酬というのは、プレイヤーの感想と達成感にあると思われます。
 そこでモチベーションを維持するためには。

 とりあえず、三ヶ月に一度の単位で、報酬系の何かが在ればモチベーションは維持出来るようです。

 

人的トラブル

スタッフ間の大げんか、スタッフが逃げる、などの人的トラブルに見舞われ分解するサークルも多々あります。
先に人柄が解っている同じ学校の仲間で集まったサークルなどは良いのですが、ネットなどでスタッフ募集をして集まったサークルではありがちです。

対策としては、チャットなり、オフ会なりで、良く知り合った上で中核スタッフとして入れるようにしましょう。
難しいのは、世の中には、何も出来ない癖に出来ると勘違いしている人と、凄く仕事は出来るのだけど、性格的に人と共同作業ができない人が居ることです。
仕事を一緒にしてみないと、これだけは解りません。

 スタッフ間大げんか

ゲーム製作は共同作業なので、自分は良いと思った成果物を良く判らない理由でリテイクされたとか、俺ばっかり忙しいとか、色々な感情の行き違いがあります。
このあたりのもめ事は顔をつきあわせて喋るだけで問題が解決することがあります。
総責任者の仕事として、感情的な問題を発生させないように気を配る。発生したら冷静に解決する。などがあります。

 スタッフが逃げた

精神的に腰が弱いというか、追いつめられると逃げちゃう人がたまに居ます。
スタッフが追いつめられるような現場の状態ですから、製作が佳境に入ってる時期が多く、逃散による被害は壊滅的だったりします。
ふんばれない人に特徴は無いので外から見ても解りません。
気の強い人弱い人、仕事が出来る人、出来ない人、どんなタイプの中でも逃げる人はいます。

逃散の事実はなかなか発覚しないのも、また、やっかいです。
二三日連絡が取れないな、と思っていたら、メールアドレスは解約されているわ、ホームページは閉鎖されているわで、そこまで行ってやっと逃散したと解ります。
特にネットで知り合って、住所などを知らない場合には対処のしようもありません。
スタッフが逃散すると、目の前が真っ暗になって絶望の二文字が目の前にうかびますが、冷静に対処しましょう。

まず、中核スタッフ(シナリオ、CG、音楽)であった場合は、その中核スタッフの作った成果物は著作権の問題で使用できなくなります。
代替スタッフを入れたら、期日までに完成するかどうかの判断します。完成の可能性があるなら、代替スタッフを捜します。
代替スタッフ入れてもまず間に合わないほどの穴があいているなら、潔く延期をしてスケジュールを作り直します。
同人の場合、告知した期日を繰り延べしても、金銭被害はでませんので、柔軟に対応しましょう。被害といえば告知広報していた場合、お客さんへの信用が落ちるぐらいです。

人が集まればトラブルは発生します、トラブルが起こったら不運だったなぐらいの気持ちで冷静に対処しましょう。

モドル