ノベルゲームによく出てくる、こういう物>>です。
この軌跡アニメーションというのは、ノベルゲームでよく使われるのですが、作り方がはっきり明示されておらず、フォトショップなどで、試行錯誤なされながら作られているかと思われます。
余談:Nscripterでは、よく340*240の3×3の大きさで描かれていますが、あれはどこから来たフォームなんでしょうか、ある画像の領域を連続表示するという仕掛けなので、実際は縦か横に並べた方が便利ではないのかとか思ったりします。
こんな物です。(例は火龍陣入りのナイフ軌跡)
これを作るのが意外と厄介なのであります。
何故かというと、ペイント系ソフトで作ると、エッジが綺麗に作れないのですね。
普通は刃物系の軌跡アニメなのでシャープ感がないと、どうしても格好良くないのです。
フォトショップのパスを使うか、イラストレータ等で作った上でフォトショップに吐き出すのが普通かと思います。
結構手間であり、そのうえ、アニメなのでNscripterで見てガタガタしてたら、またイラストレーターまで戻って、直して、フォトショップに吐き出して、と、描写するだけで嫌になるぐらいの煩雑さなのでした。
フラッシュのドロー機能で作り、画像を吐き出して並べようかなと実験してみましたが、フラッシュのドローというのは、何と言うかもっさりしていて、使っててイライラするのでありますな。(ベジュハンドルの動きとかが微妙にイラレタ系と違うのです)
で、FireWorksです。
万能のWEB素材制作用グラフィックソフトです。(注:ペイント系のツールは使いにくい)
魔法少女サカナの中ではインデックスやシステム回りのデザイン、エロ日マップなどに使用しております。ボタンの状態を変えて吐き出せるので、かなり便利です。
FireWorksにはフラッシュライクなアニメーション機能があります。これがかなり強力で、動画のプレビューが可能な上に、イラストレイターライクなドローツールが使えます。
下から切りあげる感じの刀という軌跡アニメを作ってみましょう。
とりあえずお約束なので9コマアニメで。
下段から刀を振り上げ、6コマ目でヒット 、9コマ目で消えるかんじで。(最後まで軌跡が残っていると時間が止まった感じがして、へんな感じになります)
メニューバーの〈ファイル〉〈新規作成〉を選んで、320*240の新規画像を作ります。
キャンバスカラーはお約束の黒で。

ドローツールを使って、赤い曲線を引きます。 (ベクタードローツールの使い方は、別の大きなノウハウなのでここではやりません、頑張って覚えて下さい)

この赤いラインを目印に、軌跡を描いて行きます。
補助線があると軌跡が綺麗に動かす事ができるのですな。
レイヤーメニュー〈このレイヤーを共用〉で補助線だけのレイヤーを 別のフレームと共用します。
注:レイヤーとフレーム
わりと似ている概念なのですが、レイヤーは上に積み重なり、フレームは時間軸で後ろに繋がります。レイヤーはアニメセル、フレームはフィルムと考えても良いかもしれません。
レイヤーメニュー〈新規レイヤー〉を選び新しいレイヤーを作ります。
メインの軌跡はここにドローで描画します。

補助線に沿うように、三日月型を描きます。ポイントは四点。両端はハンドルを折ってあります。
フレームメニューから 〈フレームの複製〉を選び、新しいフレームを作ります。
同じ画像のように見えますが、ここは別のフレームです。

補助線に沿わせつつ、三日月型を変形させていきます。
そんなに硬く考えないで、適当に置いて下さい、アニメプレビューをして動きを調節しますので、最初に凝りすぎても無駄です。
出来た物をフレームの複製でふやしつつ、適当にぐねぐね動かして行きます。
だいたいこんな感じになります>>
なんか、微妙な動きですね(^^;
さて、これを元にして、動きの調整をしていきます。
何度もアニメーションプレビューをして、動きを確かめ、シャープで格好良くなるまで努力です。
速度感を出すために、最初の4コマまで動きを溜めます。5コマ目からドキュンと振り上げましょう。
調整後>>
補助線に合わせて動かすと、がたつきも無く、シャープに動く感じになります。
動きがよくなった所で、背景色でオカズを付けます。
具体的にはヒットしたコマの前の背景を赤くし、ヒットしたコマの背景を白、軌跡を灰色に変え、ヒット後のコマも赤くします。これでビカッと光って見えるわけですね。
オカズを入れてみました>>
調整に納得がいきましたら、このファイルに”軌跡下から元”などと名前を付けて保存します。(後で手直しするときとか、改造する場合はこのファイルを使うのですね)
メニューバー〈書き出しのプレビュー〉を選び、bmp形式とか適当な形式で書き出します。
このとき〈ファイルの種類〉で:フレームをファイルに変換を選び、〈イメージの切り抜き〉のチェックボックスを外して書き出すと、フレームが一枚一枚別に連番で書き出されます。

メニューバーから〈新規ファイル〉を選び320*240の3*3の九マスブロック960*720の画像を新しく作ります。
ここへ吐き出したファイルを並べていきます。

なぜ320*240で吐き出したかというと、FireWorksはビットマップ画像を座標数値で移動させる機能があるので、きっちり並べやすいからであります。
ピクセル単位での移動配置なので、手動で動かすより早くならべられるのですな。
できあがりはこんな感じ>>
(持って行って自分の作品に使っても良いっすよー(^^))
ベジュ曲線に慣れてるひとなら、結構早く作れます。(作例で一時間程度)
軌跡アニメというのは、作品中一個しかないソフトがほとんどですが、 生産が気軽に出来るならば、色々な方向からの斬り表現や、オカズに火花とか散らしての跳ね返された表現など、シーンに沿った軌跡アニメが作れて表現力アップになると思います(^^)
Nscripterで組んだ物はこちら。>>>
スクリプトとか参考にしてください。